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人生への眼差しが結晶された短編集アメリカ出身の女性小説家,テス・ギャラガーによる短編集。
彼女の亡夫レイモンド・カーヴァーも短編小説の名手として知られており、一概に比較はできないが、それに勝るとも劣らない出来映え。
未亡人を主人公にした物語や、カーヴァーの『大聖堂』を彷彿とさせる、視覚障害者の男が登場する物語、仏教的な思想をモチーフにした物語や作中に芭蕉の俳句が登場する物語もあり、なかなか興味深い。
女性ならではの繊細な感性と人生を見つめる眼差しが反映された作風で、人情の機微を描き出す技量に優れている。
エッセイも二つ収録されているが、読み手の作者本人への関心の度合いによって好みが分かれるところ。
私見としては、文庫化に値する作品と思う。
※原書は未読
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